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令和5年度活動記録

こんなことしました!里山体験【田んぼと森の学校】⑨

3月2日(土)、3日(日)に里山体験【田んぼと森の学校】の第9回目(全9回)を開催しました。4月に始まった里山体験もいよいよ最終回です。

1年間の締めくくりの今回は、未来への繋がりを意識した体験を行いました。

1日目はまず過去に参加の里山生が作ってくれた原木栽培のほだ木からシイタケを収穫しました。収穫後は2班に分かれて、「シイタケのほだ木づくり」と「炭だし」を交代で行いました。自分たちが食べることはないけれど、美味しいシイタケを未来の里山生におくりたいという気持ちで活動しました。そして前回に窯詰め・火入れをした窯を開けてみると…今までで一番の出来でした。ゲタ(炭化しなかった部分)がほとんどなく、お持ち帰りには十分すぎる質と量でした。おうちでBBQを楽しんでください♪ 夜は第7回で作ったソヨゴの染色液にシルクサテンのハンカチを入れて染色を行いました。染色液と水を沸騰させ、染色液、お湯+ミョウバン、染色液の順番に20分程つけてよく絞り、一晩乾かします。染色は毎年色が違いますが、今年は金ともいえる艶やかな色に染まりました。

2日目は手入れをした雑木林から腐葉土を分けてもらい、来年度も美味しいお米ができるように田んぼに撒き、養分にしました。過去の里山生が集めて積んでおいた落ち葉の下から腐葉土をいただき、代わりに新しく落ち葉の山を作ります。子どもたちは里山と田んぼは繋がっていること、過去の里山生からいただいた恵みを未来の里山生につなぐことを学びました。1年間の締めとして、自分たちで作ったお米を使った餅や過去の里山生からの贈り物のシイタケなどの食材を、自分たちで作った炭を使って美味しく頂きました。

 

少年自然の家周辺の自然豊かな里山環境で、一年にわたり全9回の「里山体験」を開催しました。

子どもたちは、様々な自然体験を通して、好奇心と探求心を養い、 自分の得手不得手を知り、それを克服することを学びました。また米作りなどから勤労体験と収穫の喜びを味わい、生きるために重要な「食」について考えました。自然の恵みを身近に感じ、「自然とのつながり」を意識した体験をしたことで、環境保護の大切さや持続可能性を理解しました。集団生活での協調性や、チームのために自分から動く、という積極性もみられ、一年間の里山体験で大きく成長したことを感じました。

最後にキャンプカウンセラー「みろく会」のみなさん、安全にかつ円滑な運営にご協力をいただきありがとうございました。また次年度の里山体験もよろしくお願いします!

 

 未来でも 自然の力 活かしたい

 里山の 仲間たちと またいつか    【詠み人:子どもたち】