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令和5年度活動記録

こんなことしました!自然学校【里山木こり体験】②

1月20日(土)、21日(日)に自然学校【里山木こり体験】の2回目(全3回)を開催しました。朝から小雨模様で、里山の木々や葉は雨のしずくを受けとめ、色鮮やかに輝いています。遠くで聞こえる鳥たちのさえずりが冷たい空気に響き渡り、静かな朝に生命の息吹を感じさせてくれます。

前回、雑木林を伐採し、樹木に適切な間隔を与え、陽が差し込んだことで、草木や虫など様々な生き物が調和して生息する環境が整いました。今回は、伐採した間伐材を燃料として使用するため、炭づくりをしました。幹や枝を1ⅿの長さに切り揃え、太さや曲がり具合を見て炭材に適しているかを選定し、さらに節などを削り、炭窯(すみがま)に詰めていきます。窯の奥から縦に並べていき、上部は木端(こっぱ)で埋めていきます。均等に配置して、すき間を空けず、かつ密集させすぎないようにすることで、酸素の供給と炭化の均一性を確保します。参加者は窯に火を入れて、窯内の温度を見守りました。薪をくべ、3時間後に300度、7時間後に500度まで上昇させ、翌日までの約20時間、480度前後を維持して炭化させていきます。不完全燃焼とならないよう、煙の上り具合や色を見て、通気孔をミリ単位で調整します。炭の出来具合は木の種類、形、その日の気温や湿度などさまざまな要因によって変わります。自然を感じ、自然のリズムに合わせて行う繊細な作業です。はたしていい炭が出来ているのか、次回(2/4)の窯出しを皆心待ちにしていました。

 

【1日目】窯づめ、火入れ、窯だき、薪割り体験、たき火

【2日目】レクリエーション(ソフトバレー)、モルック対決、シイタケほだ木作り、雑木林で秘密基地作り