わらのチカラ
最近、わらにふれたことがありますか?今のお米作りはコンバインが稲刈り・脱穀(だっこく)をしながら同時にわらを短く切りきざみ田んぼにまいてしまうので、私たちのくらしにわらが登場する機会はほとんどありません。 かつての里山ではわらはさまざまな生活用品を生み出す貴重な資源で、衣食住に有効利用されてきました。
里山体験【田んぼと森の学校】では子どもたちにわらのチカラに触れてほしいということから納豆(なっとう)づくりを紹介しました。自分たちで育てたイネのわらから作った納豆ということもあり、普段納豆を食べないという参加者も喜んで食べてくれたので嬉しかったです。
また、納豆づくりではわらを熱湯で消毒しても納豆菌だけは熱にたえて生き残ることができるという自然のチカラをうまく利用していることがよく理解でき、改めて自然とともにくらしてきた先人の技術と知識のすばらしさを実感しました。平成25年12月24日
(写真:里山体験 なっとう試食11/24)
●●● 納豆づくり ●●●
煮えた豆をわらで包むと、わらの中にいる納豆菌の発酵(はっこう)によりおいしい納豆ができます!