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令和6年度活動記録

こんなことしました!自然学校【カヌーに乗って湿地探検】

7月6日(土)、7日(日)に自然学校【カヌーに乗って湿地探検】①②を開催しました。湿地の多くは、そこに住む生き物たちの生態系を保護する必要性から、自然保護区として指定され、限られた観察会でしか立ち入ることができません。その中で、少年自然の家の隣りにある「築水池」はめずらしく、人がいつでも立ち入ることができる湿地です。

はじめに室内で、地球の水の体積や、湿地についての説明を聞き、水の希少性や湿地の特徴、そこに暮らす生き物たちの生態を学びました。陸上からの湿地観察では、築水池周りの湿地を散策し、ヒメタイコウチ、ハッチョウトンボなどの希少種を手の届くほどの近距離で観察することができました。

午後からはカヌーで池からの湿地観察です。一人乗りのカヤックに乗り、澄んだ水面をゆっくり進むと、水の小さな波が太陽の光を受けてきらきらと輝き、鳥のさえずり、風に揺れる木々の音、水の流れる音が耳に優しく響きます。自然と一体となった心地よさを感じながら周遊し、湿地の地層を観察して、湿地の成り立ちについて学びました。

一日湿地と触れ合うことで、自然界での偶然が重なって現在の湿地があることや湿地の役割り、その中でひっそりと暮らす生き物たちの尊さなど、湿地を守ることの大切さを学んでいただきました。「人がいつでも立ち入ることができる湿地」であるからこそ、大切にし、これからも守り続けたいと思います。