こんなことしました!里山体験【田んぼと森の学校】⑦
1月13日(土)、14日(日)に里山体験【田んぼと森の学校】の第7回目(全9回)を開催しました。
里山では、冬の訪れとともに多くの樹木が葉を散らし、枝々が綺麗なシルエットを描きます。その枝に、冬毛をまとった野鳥たちが訪れ、里山の景色に彩りを添えてくれます。
前回までは、稲作体験が中心で、もみまきから田植え、稲刈り、精米、餅つきと稲のサイクルをすべて体験しました。今回から(7回~9回)は、雑木林の手入れと木炭づくりが中心になります。
はじめに、雑木林の成り立ちについて学びました。里山周辺の雑木林の現在の状況、放置されることで起きる問題点や人による手入れ(間伐)の必要性を理解しました。間伐作業では「里山の雑木林を守る」という使命のもと、のこぎり、太枝切り、剪定ばさみを装備し、木々の伐採に汗を流しました。太い木は「受け口」を入れ「追い口」で伐倒するといった安全な切り方で間伐しました。うっそうとしていた林に陽が差し込み、見通しの良い明るい林になり、若木や生き物たちが成長する環境が整いました。炭の材料となる木材も十分に採れ、次回の炭焼きに備えることができました。
夜には全員でたき火を囲み、一人ひとりが自分の今年の目標を発表しました。仲間の前で瞬く炎を囲みながら語ることで、目標達成への決意がゆるぎないものになりました。