モミジバフウの実

植物園北門から菖蒲池に向かう道に10メートル以上はあるモミジバフウの木があります。
秋には真っ先に紅葉し目を引きますが、今、木の下には無数の実が落ちています。
実は直径2～4センチの球形で長い柄がつき、表面に先の曲がった固いとげが芸術作品のように美しくついています。
とげの間の穴は空洞で、中にあったはずの種は、すでにありません。
樹上で乾燥してとげを開き、中にある羽の付いた細長い種を遠くに飛ばし、飛ばし終えた実は多くは年を越した頃落ちてきます。